60代からYouTube|顔出しなし・スマホだけでも始められる?

YouTubeを始めてみたい。

でも、

「顔は出したくない」

「パソコンはほとんど使えない」

「カメラやマイクまで買うのはちょっと……」

となると、

自分には無理なのではないかと思ってしまいます。

結論からいうと、60代でも、顔出しなし・スマホだけでYouTubeを始められます。

特に最初の1本をショート動画にするなら、

撮影
簡単な編集
文字入れ
アップロード

まで、YouTubeアプリだけでも行えます。

YouTube公式も、ショート動画について「必要なものはスマートフォンだけ」と案内しています。

ただし、

スマホだけで始められることと、ずっとスマホだけでやるのが一番楽なことは別です。

動画を長くしたくなった。

字幕をたくさん入れたい。

毎回の編集に時間がかかる。

声が聞き取りにくい。

そんな不便が出てきたら、そのとき初めてPCやマイクを足せばいい。

最初から機材をそろえるのではなく、

スマホで数本作って、「何が不便なのか」が分かってから買う。

これが、60代から始めるなら一番無駄の少ない順番です。

60代でYouTubeを見る人は多い。でも投稿する人はまだ少ない

NTTドコモ モバイル社会研究所の2024年調査では、60代のおよそ6割が月1回以上YouTubeを利用していました。

一方、2025年調査でYouTubeを知っている人のうち実際に投稿していた60代は、

男性3.4%
女性1.8%

でした。

見る人は多い。

でも、自分で動画を投稿する人はまだ少ない。

だから、

「毎日YouTubeは見ているのに、自分で投稿する方法は全く分からない」

という状態は不思議ではありません。

見る側と作る側では、必要な操作が違います。

SERP上位の「スマホ1台でできます」は本当。でも少し省略されている

現在の検索上位には、

「スマホ1台でYouTubeを始められる」

「顔出しなしでできる」

という記事がかなりあります。

実際、60代で顔出しなしYouTubeを始めた体験談や、64歳で初投稿した実例もあります。

この回答自体は正しいです。

ただ、

何をスマホだけでできるのか

を分けた方が分かりやすくなります。

スマホだけでも、

動画を撮る。

チャンネルを作る。

動画をアップロードする。

タイトルを書く。

公開・非公開を選ぶ。

通常動画のサムネイルを設定する。

投稿後の再生数を見る。

ところまでできます。

だから、

YouTubeを始めるためにパソコンを買う必要はありません。

問題になるのは、その後です。

最初の1本ならショートが一番「スマホだけ」に向いている

スマホだけで試すなら、最初はショート動画が分かりやすいです。

現在のYouTubeショートは、縦向きまたは正方形で最長3分。

YouTubeアプリにはスマートフォン用のショートカメラと編集機能があり、

撮影
カット
文字
音声
エフェクト
アップロード

まで行えます。

YouTube公式自身も、初めてなら手順に慣れるため「テスト用のショート動画」をアップロードする方法を勧めています。

つまり最初から、

10分動画。

凝ったサムネイル。

細かな編集。

を覚えなくてもいいのです。

顔出しなしなら、最初は「スマホを自分に向けない」

顔出しなしYouTubeというと、

AI画像。

アニメーション。

スライド動画。

などを作らなければならないと思うかもしれません。

もっと簡単で構いません。

スマホのカメラを、

自分ではなく、

景色。

料理。

庭。

買ったもの。

歩いている足元。

作業している手元。

へ向けます。

そこへ自分の声を入れる。

声も出したくなければ文字を入れる。

これだけでも顔出しなし動画になります。

たとえば、

散歩中の景色を30秒撮る。

文字で、

「60代になって、歩く速さが変わりました」

と入れる。

これでも1本です。

顔を出さないために、動画制作を複雑にする必要はありません。

顔を出さなくても「自分まで消す」必要はない

顔出しなし動画で注意したいのは、

顔を出さない
↓
自分の声も経験も考えも全部なくす

ところまで行ってしまうことです。

YouTubeの現在の収益化ポリシーでは、オリジナルで本物のコンテンツを重視し、動画ごとの差が乏しい量産型・反復型コンテンツは収益化対象外になる場合があります。

単純な画像スライドや、本人ならではの視点がほとんどない大量生成動画なども例として挙げられています。

今すぐ収益化しないとしても、

顔は出さない。

でも、

自分がどう感じたか

は残す。

という作り方の方が続けやすいでしょう。

「60代の散歩」

ではなく、

「60代になって、歩く目的が運動から気分転換に変わった」

のように、自分の視点を一つ入れます。

声は出した方がいい?出さなくても始められる?

顔は嫌だけれど、声なら出せる。

という人なら、自分の声を使う方法が一番簡単です。

景色や手元を撮りながら話す。

あるいは後から声を入れる。

動画へ文字を大量に入れるより楽な場合があります。

一方、

知人に声で気づかれるのも嫌。

自分の声を聞くのが苦手。

という場合は、文字だけでも始められます。

最初から、

顔出し
声出し

をセットで考える必要はありません。

顔は出さないけれど声は使う。

という中間もあります。

スマホだけでも通常の長い動画はアップロードできる

「スマホだけなのはショートだけ?」

というと、そうではありません。

YouTube公式では、iPhone・AndroidのYouTubeアプリから、新しく撮影した動画や端末内にある動画を通常動画としてアップロードできます。

3分以下の縦長・正方形動画ならショートとして扱われますが、それ以外の動画もモバイル端末からアップロード可能です。

だから、

スマホを横向きに置く。

5分間撮影する。

不要な最初と最後だけカットする。

アップロードする。

という程度なら、パソコンなしでもできます。

ただし「長尺動画を細かく編集したい」ところから話が変わる

ここが、スマホだけで続けるかどうかの一つ目の境界です。

たとえば10分動画を作り、

20か所カットする。

字幕をたくさん入れる。

BGMを細かく調整する。

画像を何枚も差し込む。

となると、小さなスマホ画面では作業が大変になることがあります。

YouTubeには公式編集アプリ「YouTube Create」があり、長尺・ショートの編集に対応しています。

ただし2026年9月現在、日本はYouTube Createの提供地域一覧に入っていません。

そのため日本で長尺動画をスマホだけで細かく編集したい場合は、別のスマホ編集アプリを使うか、PC編集へ移る方法があります。

ここで初めて、

パソコンがあると楽かもしれない

と考えれば十分です。

PCを買う境界は「YouTubeを始めたとき」ではなく「スマホ編集が苦痛になったとき」

最初からパソコンを買って、

動画編集ソフトを入れて、

使い方を覚える。

必要はありません。

数本スマホだけで作ります。

そのうえで、

毎回文字入力が大変。

タイムラインが小さくて編集しにくい。

動画ファイルが増えて管理しづらい。

10分以上の動画を頻繁に作りたい。

となったら、PCを検討します。

つまり、

YouTubeをやるからPCを買う

ではなく、

スマホでは自分のやりたい動画を作るのがつらくなったからPCを足す

です。

この順番なら、

高いパソコンを買ったのに3本でYouTubeをやめた

ということも避けられます。

外付けマイクも、最初から必要とは限らない

YouTubeの機材紹介を見ると、

マイク。

三脚。

照明。

などが並んでいます。

もちろん、あると便利です。

でも最初から全部そろえなくても構いません。

静かな部屋で、

スマホを近くへ置き、

普通の声で話す。

これならスマホ内蔵マイクでもまず録音を試せます。

逆に、

屋外の風が強い。

スマホから離れて話す。

車の音が多い。

自分の声が毎回聞き取りにくい。

という問題が確認できたら、外付けマイクを考えます。

買う理由は、

「YouTuberはマイクを使うから」

ではなく、

自分の動画で音が問題になったから

です。

三脚も「固定したい場面」が出てからでいい

顔を出さず、

景色を撮る。

歩きながら撮る。

買ったものを手に持って撮る。

だけなら三脚なしでも始められます。

しかし、

料理している手元を撮りたい。

机の上の作業を撮りたい。

自分の両手を映したい。

となればスマホを固定したくなります。

そのとき初めて小さなスマホスタンドや三脚を足す。

必要な動画が先、機材が後。

の順番です。

サムネイルも、通常動画ならスマホから設定できる

「YouTubeはサムネイルを作るからPCがいる」

と思う人もいるでしょう。

通常動画では、確認済みアカウントならYouTubeアプリやYouTube Studioアプリから、スマホ内の画像をカスタムサムネイルとして設定できます。

つまり、

写真を撮る。

スマホで文字を入れた画像を作る。

その画像をサムネイルへ設定する。

という作業もスマホだけで可能です。

ただし、ショート動画のカスタムサムネイルにはPC版YouTube Studioのみで使える機能もあるため、機能差は残っています。

ここでも、

スマホで始めることはできるが、すべての高度な機能がスマホとPCで完全に同じではない

と考えます。

まず非公開で1本アップロードしてもいい

スマホで全部できると分かっても、

最後の「公開」ボタンが怖い。

ということがあります。

YouTubeでは、スマホからでも、

公開
限定公開
非公開

を選べます。

最初は非公開。

自分のスマホで再生してみる。

次は限定公開にして家族1人に送る。

大丈夫そうなら公開。

という順番でも構いません。

なお18歳以上の動画は、デフォルトのプライバシー設定が「公開」です。

練習動画を上げる場合は、公開設定を確認してからアップロードします。

60代でスマホ操作が苦手でも「全部覚えてから始める」必要はない

YouTubeへ動画を出すには、

チャンネル。

撮影。

編集。

サムネイル。

YouTube Studio。

アナリティクス。

と、覚えるものが大量にあるように見えます。

でも、1本目では全部必要ありません。

最初なら、

スマホで動画を撮る。

YouTubeアプリを開く。

動画を選ぶ。

タイトルを書く。

非公開でアップロードする。

これだけです。

YouTube Studioで細かな数字を見るのは、そのあと。

サムネイルを工夫するのも、そのあと。

必要になった機能を一つずつ覚える。

その方が現実的です。

最初からAI動画へ行かなくてもいい

現在のSERPでは、

「60代+顔出しなし」

を検索すると、AIで台本・音声・画像・動画まで作る方法も多く出てきます。

これは一つの方法です。

ただ、

YouTubeを一度も投稿したことがない人が、

AIサービス。

画像生成。

音声生成。

動画編集。

まで同時に覚えると、逆にやることが増える場合があります。

まず、

自分でスマホを持って、

何かを30秒撮ってみる。

それをアップロードしてみる。

その方がYouTubeそのものを理解しやすいでしょう。

AIは、

タイトルを考える。

話す内容を整理する。

短い台本を作る。

ところから足しても十分です。

顔出しなし・スマホだけなら、こんな1本から始められる

たとえば散歩へ出ます。

スマホを縦に持ちます。

道や空、花を数秒ずつ撮ります。

合計30秒程度にします。

そこへ、

「60代になって、歩く速さが少し遅くなりました。

でも、その分、前なら気づかなかった花を見るようになりました。」

と自分の声か文字を入れます。

タイトルを、

60代、歩くのが遅くなって気づいたこと

にする。

これなら、

顔は出ない。

パソコンもいらない。

高いカメラもいらない。

外付けマイクもいらない。

最初の1本としては十分です。

スマホだけを卒業するのは、この3つのどれかが出たとき

スマホだけで数本作ったあと、

編集がつらい

長い動画、細かな字幕、多くの素材を扱いたい。

→ PC編集を検討。

音が悪い

屋外、距離、雑音で聞き取りづらい。

→ 外付けマイクを検討。

固定できなくて撮りたい映像が撮れない

料理・作業・両手を映したい。

→ スマホスタンド・三脚を検討。

このように、不便が具体的になってから機材を足します。

反対に、

毎回30秒~3分。

スマホ撮影。

簡単なカット。

文字を少し。

で満足しているなら、ずっとスマホだけでも構いません。

まとめ|「スマホだけで始める」と「スマホだけにこだわる」は違う

60代からでも、

顔出しなし。

スマホだけ。

でYouTubeを始められます。

特にショートなら、YouTube公式もスマートフォンだけで録画・編集・アップロードできると案内しています。

だから最初から、

高性能パソコン。

高価なカメラ。

マイク。

照明。

を用意する必要はありません。

まず、

今持っているスマホで1本作る。

そこで初めて、

編集がつらい。

音が悪い。

スマホを固定したい。

という問題が分かります。

問題が出なければ買わない。

問題が出たら、その問題を解決する機材だけ足す。

これで十分です。

「スマホだけでYouTubeを続けなければならない」

のではありません。

スマホだけで始めて、自分が必要になったものだけ後から増やす。

60代からなら、この順番の方が覚えることも出費も少なくできます。

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出典

NTTドコモ モバイル社会研究所|YouTube年代別利用率・投稿率(2024年)

NTTドコモ モバイル社会研究所|モバイル社会白書2025年版 第3章 コンテンツとメディア

YouTubeヘルプ|YouTubeショート動画のアップロードに関するヒント

この記事は、2026年9月時点のYouTube公式情報・NTTドコモ モバイル社会研究所の公表情報をもとに作成しています。YouTubeアプリや編集機能、提供地域は変更される場合があります。