70代からYouTube|自分の日常を発信して誰かが見る?

70代になって、

YouTubeを見ているうちに、

「自分の暮らしも動画にしてみようかな」

と思うことがあります。

でも、すぐに疑問が出ます。

特別な仕事をしているわけでもない。

有名人でもない。

毎日、

起きる。

朝ごはんを食べる。

買い物へ行く。

散歩する。

テレビを見る。

そんな生活です。

「こんな普通の日常をYouTubeに出して、誰が見るの?」

と思うのは当然でしょう。

結論からいうと、70代の普通の日常でも実際に見られています。

ただし、

「普通の日常なら何を撮っても見られる」

という意味ではありません。

視聴者が見ているのは、

朝ごはんそのもの。

散歩そのもの。

買い物そのもの。

だけではありません。

70代の人は今、どんなふうに暮らしているのか。
何を考えているのか。
何が若いころと変わったのか。

そこを見ています。

つまり、

日常+70代の現在地

になったとき、知らない人にも見る理由が生まれます。

結論|「私の日常」を見せるより「70代の今」を1つ見せる

たとえば、

「今日の朝ごはん」

だけなら、本人の記録としては成立します。

でも知らない人からすると、

なぜその動画を見るのかが分かりません。

そこへ、

70代一人暮らし|何も予定のない日の朝

と付くと意味が変わります。

見る人は、

朝ごはんの献立だけを見ているのではありません。

70代になって一人で暮らす朝はどんな感じなのか。

時間をどう使うのか。

寂しいのか。

気楽なのか。

そこまで含めて見られます。

同じように、

今日スーパーへ行きました

より、

年金暮らしの70代|スーパーで買わなくなったもの

の方が見る理由があります。

今日は片付けをしました

より、

70代になって、家の物を減らし始めた理由

の方が、自分の暮らしへ重ねられます。

動画に必要なのは特別な出来事ではなく、

「この普通の日に、何の意味があるのか」

です。

70代でYouTubeを見る人はすでにかなりいる

そもそも、

「70代の動画を見る人なんているの?」

という心配もあります。

NTTドコモ モバイル社会研究所の調査では、2024年時点で70代のおよそ5割がYouTubeを月1回以上利用していました。

さらに2026年調査では、YouTubeやSNS動画などを含むオンライン動画サービスを利用する60~79歳は73%に達しています。シニア層でもオンライン動画を見ること自体は珍しくなくなっています。

一方、発信する人はまだかなり少数です。

2025年調査では、YouTubeを知っている70代のうち「投稿している」と回答した割合は、

男性1.8%
女性1.2%

でした。

つまり、

70代で動画を見る人はたくさんいる。
でも、70代自身が動画を出す側はまだ少ない。

ここには一つの余地があります。

見るだけだった同年代にとって、

「自分と同じ70代の人が、実際にどんな暮らしをしているのか」

は、それだけで未知の部分があるからです。

実際に「普通の日常」が何万回も見られている

現在、実際に70代の日常を発信しているYouTubeチャンネルがあります。

「70才からのセカンドライフ」では、

「いつもひとりの朝食と、一人で過ごす日中」

という、まさに普通の日常を扱った動画が2026年1月公開後、約2万9,000回再生されています。

雨の日の生活。

暖房を出した日。

残った鍋で雑炊を食べる。

推し活をする。

特別な企画ばかりではありません。

それでも、このチャンネルには一つ背景があります。

70歳をきっかけに長年の結婚生活を終え、自分の人生を再スタートした人の日常です。

つまり、

視聴者は、

「朝ごはんを食べる人」

を見ているだけではありません。

「70代で生活を変えた人が、その後どう暮らしているのか」

を見ています。

普通の日常に、その人の現在地があります。

「73歳の誕生日」だけでも10万回以上見られた例がある

「70代 ゆめの暮らし」では、

73歳の誕生日。

普段の食事。

キッチンの工夫。

絵日記。

など、ごく普通の暮らしをVlogとして発信しています。

2024年の、

「73才誕生日 楽しむ暮らし」

という動画は10万回以上再生されています。

ここでも、

誕生日ケーキが特別だから10万人が見る

という単純な話ではありません。

73歳になった本人が、

今何を考えているのか。

どんな食事をしているのか。

何を楽しみにしているのか。

それを見ることができます。

チャンネル説明でも「70代の暮らしぶりを見てもらうVlog」と明確にしています。

70代の日常そのものが、一つの観察対象になっている

ということです。

誰が70代の日常を見るのか

視聴者は70代だけとは限りません。

YouTubeのおすすめは、

「投稿者が70代だから70代だけへ表示する」

という仕組みではありません。

YouTube公式では、視聴履歴、検索履歴、過去に楽しんだ動画などをもとに、それぞれの視聴者が見そうな動画を推薦すると説明しています。

そのため、

70代の日常動画でも、

同じ70代。

これから70代になる50代・60代。

一人暮らしに興味がある人。

年金生活に興味がある人。

断捨離を考えている人。

親が70代の人。

などへ届く可能性があります。

動画の入口が、

70代

だけではなく、

一人暮らし
年金生活
家を手放す
友人関係
料理
散歩
老後

など複数あるからです。

視聴者は「他人の日常」より「自分の少し先」を見ている

たとえば60歳の人が、

75歳一人暮らしの朝

という動画を見る。

その人が知りたいのは、

投稿者の朝食そのものではないかもしれません。

「自分も15年後にはこうなるかもしれない」

という未来を見ています。

70歳の人なら、

「同年代はこんなふうに暮らしているのか」

と答え合わせをします。

家族なら、

「一人で暮らしている親は、こんな一日なのかな」

と重ねるかもしれません。

つまり、

あなたにとっては現在の日常でも、他の人にとってはまだ知らない暮らし

です。

ここが、

「普通の日常を誰が見る?」

への答えになります。

ただ「今日一日」を撮ればいいわけではない

一方で、

日常なら何でも見られる

とは考えない方がよいでしょう。

YouTube公式は、動画が推薦されたとき、

クリックされたか。

視聴が続いたか。

満足されたか。

といった「Appeal・Engagement・Satisfaction」を見ていると説明しています。

つまり、

投稿者には大切な一日でも、視聴者に見る理由がなければ開かれない

ことがあります。

たとえば、

70代の日常Vlog #12

だけでは内容が分かりません。

同じ一日でも、

70代一人暮らし|雨の日は誰とも話さず一日が終わる

なら、

「どんな一日なんだろう」

という入口ができます。

日常を大げさにする必要はありません。

その日の中で一番気になったことをタイトルにする。

これだけでも違います。

「何をしたか」より「なぜ今それをしたか」

普通の日常を動画へするとき、使いやすいのが、

なぜ今、それをしたのか

です。

たとえば、

散歩した。

だけなら普通です。

でも、

70代、車に乗る回数を減らして歩くようになった

なら話があります。

服を捨てた。

なら、

70代、もう着ない服を残していた理由

料理した。

なら、

一人分の料理を作るのが面倒になった日の夕食

旅行した。

なら、

70代、一人で泊まる旅行に初めて行った

となります。

やっていることは普通でも、

70代の今だから変わった理由

があります。

「昔と今の違い」は、日常を動画にしやすい

70代には若い人には作れない材料があります。

それは、

昔との比較です。

昔は毎日仕事へ行っていた。

今は予定がない日が多い。

昔は服をたくさん買った。

今は減らしている。

昔は友人が多かった。

今は数人で十分になった。

昔は夫婦で暮らしていた。

今は一人。

昔は子どものために料理していた。

今は自分の分だけ。

こうした変化は、

豪華な趣味がなくても作れます。

しかも、

70代になるまで実際に生きた人にしか撮れない比較

です。

「何も起きない一日」でも一本になる場合がある

実際、「70才からのセカンドライフ」には、

「今日も何事も無い日々が過ぎる…」

というタイトルの動画もあります。

何も起こらない。

これは一見、動画に向かなそうです。

でも、

70代になり、

大きな出来事がない一日をどう過ごすのか。

それ自体を見たい人がいます。

特に、

「定年したら毎日何をするの?」

「一人暮らしは暇では?」

と思っている人には、

何も起きない日をどう過ごしているか

も答えになります。

日常の価値は、

事件があるかどうかだけではありません。

生活費・年金・一人暮らしが見られるのも同じ理由

70代Vlogには、

生活費。

年金。

家賃。

食費。

一人暮らし。

老後資金。

などを扱う動画も多くあります。

「貧困シニアの日常 あきら」では、持ち家のない夫婦の生活費を扱った動画が100万回を超え、2026年も70代一人暮らしの固定費や老後資金などを扱う動画が継続して1万回前後以上視聴されています。

なぜでしょうか。

お金が特別だからだけではありません。

視聴者に、

「実際、70代になるといくらで暮らしているの?」

という疑問があるからです。

つまり、

普通の日常でも、

他人から見れば分からない部分

ほど動画になります。

だから「自分にとって当たり前」を探す

本人には普通すぎて、

動画にする価値がないと思うものがあります。

月に使う生活費。

一人分の夕飯。

朝起きる時間。

薬を飲む時間。

スーパーへ行く回数。

友人と会う頻度。

休日の過ごし方。

服を買う頻度。

70代本人には日常です。

でも、50代の人には未来です。

同年代でも、別の暮らしをしている人には比較材料です。

自分にとって当たり前だからこそ、他人には知らないこと

があります。

逆に「70代だから見るだろう」と年齢だけに頼らない

タイトルへ、

70代。

シニア。

年金暮らし。

と入れれば何でも見られるわけでもありません。

YouTube公式も、特定の形式やジャンルを優遇するのではなく、視聴者が実際に選び、見続け、楽しんだかを重視するとしています。

だから、

70代の日常

だけではなく、

その動画で何が分かるのか。

どんな感情があるのか。

まで入れます。

たとえば、

「70代の日常」

より、

70代一人暮らし|一日誰とも話さなかった日の夕食

の方が具体的です。

70代Vlog

より、

74歳、もう無理して友達を増やさなくなった休日

の方が見たい人が分かります。

初めから大勢に見られなくても「誰も興味がない」とは限らない

最初の動画を出した。

再生回数がほとんど増えない。

そこで、

「やっぱり私の日常なんて誰も見ない」

と思うかもしれません。

しかしYouTubeでは、

動画のテーマへの関心。

競合する動画。

視聴者が実際にクリックしたか。

視聴が続いたか。

などによって表示のされ方が変わります。

つまり、

再生されない原因が、

70代の日常そのもの

とは限りません。

タイトルから内容が分からなかった。

冒頭が長かった。

まだ動画数が少なく、誰向けのチャンネルか分かりにくい。

という可能性もあります。

最初の1本だけで、

「自分には見る人がいない」

と結論を出さなくてもよいでしょう。

最初は「誰か」ではなく一人だけ想像する

「誰が私の日常を見る?」

と考えると、答えが大きすぎます。

そこで一人にします。

たとえば、

65歳で、定年後の暮らしが想像できない人。

その人へ、

「74歳の私はこんなふうに過ごしています」

と見せる。

あるいは、

70歳になり、一人暮らしが始まった人。

その人へ、

「私も最初は寂しかったけれど、今はこうしています」

と見せる。

大勢の知らない人へ日常を公開する、

と考えるより、

少し前の自分に似た一人へ、今の暮らしを見せる

と考えた方が動画にしやすくなります。

最初の1本なら「普通の日+一つのこと」でいい

たとえば、

朝起きる。

お茶を入れる。

朝食を作る。

散歩へ行く。

この4場面をスマホで撮ります。

その動画のテーマを一つだけ決めます。

たとえば、

「70代になって、朝の時間が一番好きになった」

です。

そこへ、

「仕事をしていたころは、朝は忙しいだけでした。

今は予定がない朝の時間が、一日の中で一番好きです。」

と声や文字を入れる。

タイトルは、

70代の日常|予定のない朝が一番好きになった

くらいで構いません。

特別な出来事はありません。

でも、

70代になって変わった一つの感覚

があります。

それなら、ただの記録から「誰かが見られる日常」へ変わります。

生活を全部さらす必要はない

日常Vlogというと、

家中を映す。

家族を映す。

毎日の予定を話す。

生活費を全部公開する。

必要があるように見えるかもしれません。

そんな必要はありません。

自分が出してもいい部分だけで構いません。

朝食。

手元。

散歩道。

花。

部屋の一角。

考えていること。

だけでも動画になります。

日常を発信することと、私生活を全部公開することは別です。

見る理由を作るために、秘密まで出す必要はありません。

まとめ|70代の日常を見る人はいる。ただし「今日何をしたか」より「70代の今がどう見えるか」

70代の普通の日常をYouTubeへ出して、見る人はいるのか。

実際にいます。

朝ごはん。

散歩。

片付け。

一人の休日。

誕生日。

そんな普通の生活を扱う70代のVlogが、何万回、場合によっては10万回以上視聴されている例があります。

ただ、

普通だから見られている

わけではありません。

視聴者には、

70代になると暮らしはどうなるのか。

一人暮らしは実際どうなのか。

同年代は何を考えているのか。

自分の10年後、20年後はどうなるのか。

という見る理由があります。

だから、

「私の日常なんて誰も興味がない」

と考えるより、

今日の自分の暮らしの中で、他人がまだ知らない「70代の今」は何か

を一つ探します。

豪華な旅行も、

特別な趣味も、

事件も必要ありません。

普通の一日+70代になって感じていることを一つ。

そこまで絞れば、

あなたにとってはただの日常でも、

誰かにとっては見たことのない未来になります。

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出典

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この記事は、2026年9月時点のYouTube公式情報、NTTドコモ モバイル社会研究所の公表調査、実際に公開されている70代のYouTube動画をもとに作成しています。再生回数は確認時点の数値であり、その後変動します。